[セクハラは男性社員にもダメ]
この記事の内容を「当たり前じゃないか、何言ってやがる」ととるか、「こんなことでセクハラになるんか」ととるかで性格というか、世代間のギャプが見え隠れする。
終身雇用制の時代はとうに終わり、いつクビになったりステップアップを図ったりで別の企業に流浪するか分からない時代になっている。
すなわち「会社と”結婚”し、会社仲間と”家族”同様の関係になる」という考え方も変わろうとしている。
家族には冗談で済むことも、見知らぬ人間に斯様な強制をすれば当然訴訟もんだ。現代っ子が打たれ弱くなった…とは話がまた異なるところも多分にある。
就職や企業での労働に対して、団塊や団塊Jr世代と、新卒〜30代あたりの世代では根底から生きてきた世相も、それに対する捉え方も異なるのだ。
産経の記者さんがこうした問題に取り組んで記事を書いていることは意義がある。が、こうした認識に驚きを表す、ということはこの企業自体はどうなってるんだろうね? …という疑問もふと浮かんだりする。