[テレビ放送からの脱却が進んでいるらしい]
あれだけマスに固執し、視聴率に執着していたテレビ局が、地デジでなにを得るのだろうか。
視聴者の囲い込みができるから増収だーとか機器購入のスイッチングコストによる利益でバンジャーイとか考えているのであれば、実におめでたい。
(もちろん喜ぶのは家電メーカーだろうて。)
地デジでは確実に視聴者の細分化が進む。
であるならば、現在のような「雁字搦めの表現規制で、毒のない全体的なバラエティ」とか「どんな奴でもバカにできるくらいのバカ芸人とかを嘲るなんちゃってクイズ番組」とか「なんちゃってセレブを見て喜ぶ番組」みたいな、どこをターゲットにしているかよくわからない番組作りを改めていかなければ、娯楽も報道もネットにとって替わられる。もちろん携帯もその動きに拍車をかけている。
もう今後数十年…いや、十数年先には、昭和の時代に通じたようなごまかしのマスマーケティングは通用しないのだ。