[「ニートが悪い」という風潮はおかしい…のか?]
この命題は極めて難しい。
「ニート=悪」という図式を立てた時、
・左辺をどう定義するか(最も多くの人から共通見解を得られる定義は何か)
・右辺の「善悪」ないしは「良し悪し」の「悪」をどう定義するか。絶対的なものか相対的なものか。相対的なものであればその程度はどの程度のものから悪なのか、というところなどなど。
要は議論をしづらい、ということもある。
例えば「NEET」と「ニート」は、語感としてもそうだが、もはや別物である。前者の状態「Not in Education, Employment or Training」なのだろうが、現在使われているのは後者的な使い方、つまり日本的な使い回しであり、失業者から離職者、就活に失敗した者、アルバイトで日々過ごす者なども時には含めて非常に広範な言葉になっている時点でいっしょくたにはできない。
「悪」の定義もおそらくは”我々のカンカク”からひねりだされたものである。
つきつめれば「社会に貢献していない」「法を犯している(三大義務のうち勤労の義務には確実に違反している)」”ごくつぶし”であると意味では「社会にとっての悪」ではあるが、その”社会”に依拠できない、信用に足らないといった人間にとっては悪ではないだろう。(そういう人間は実際に社会を変えて頂くか、日本人であることをやめて頂くしかないのだが。)
ああやめたやめた。長い長い。
こんなことしている暇があったら仕事のために休んでた方がましだ…てね!