2008年10月20日(月) 23:58
最近流行ってますね、公金の裏金化。
何故こういったことが問題になっているか?
そりゃー、「指定された使い方をしていない」から問題なのであって、「汚い使い方」以前の問題なのだ。
裏金を作るのは、こう言ってはあれだが、簡単といえば簡単だ。
既に報道されているように、
・国庫金(使い道が指定されている)配当
・業者に架空発注(指定された使い方のように偽装)
→業者、ここで「品物持ってこないで金だけ受け取る」。
その後金を戻すことでロンダリング完成。一部バックで業者もウマー。
自由に使える予算のありがたいことありがたいこと。
同様の手法で、学校に現金の裏金をかき集めた校長が処分されたことがかつてありました(その事件以来「前渡金」制度という、現金の請求〜精算報告に至るまでの煩雑な事務作業が生まれた)。
ただでさえ情報公開の時代だからって、一般人が七面倒くさい「開示請求」して実際に市庁舎とかに立ち入ってまで備品が実際にあるかなんて確認しに行かないよ。特に消耗品だと備品出納簿なんかに記帳されていないから、確認のしようもない。あとはプールして流用するなり懐に納めるなり…
職員の納入金をちょろまかしてぽっぽすることだって、うっかり給与明細確認してなきゃ簡単だろ、経理と給与担当を兼ねてる連中がいれば、毎月の引き落とし額をこっそり(教員とかほんと明細確認しないんだもん)変更し、行員と手を組んで親睦会費とかの一部を闇口座にぶちこんで…とか。かなりずさんな手だが、お金に関心のない人たちだらけだとこのように通じ続けてしまう訳で。
まぁ、これは何も官公庁に限ったことではない。民間企業だってこのような不正経理処理が行われていて監査を受ける訳であり、官公庁においてはこれが税金であるから大問題なのだ。
国立大学の通勤手当の不合理性問題もそうだが、「金に無頓着である」というカンカクからまずは正していく必要がありそうな気がする。
written by sofuwe
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