2009年1月5日(月) 00:26
ネットワークは参加者が増えれば増えるほど価値が増大するもので。
いろいろなSNSが萌芽を見せているが、一部の巨大サイト以外は尻すぼみの感がある(あくまで「感」と「勘」である。これは論文ではない!)。
何故かと問われれば、類似サービスが雨後の筍のように登場し、コンテンツのキーファクターである参加者が分散したからではないか、と答えたくなる。
例えば地図サイトの「口コミ」なんかどうだろうか。数多くのサイトを回って集約すればたしかに一定の口コミ情報を得ることができるが、東京のド真ん中でもない限りは単一サービスで有益と言えるほど情報が集まるとは言い難い。
自薦・他薦にかかわらず、「窓口が分散する」現象の憂き目を見ているのではなかろうか。
「ではどうすればいいのだろうか」と言ってみたところで、単一企業のサービスなのだからどうしようもない。「独占企業の登場を待て」とかも言えるはずもない。
各SNSをクロールして、口コミを勝手にまとめてくれるサービスでも登場してくれないだろうか。まぁ、勝手にやったら訴えられるだろうけどNE、うわっはっは。コンテンツの収集ってのはさすがにヤヴァイ。
でもそもそも従来の検索エンジンがhtmlをそうやってかき集めてくれたからいわゆる「ネット文化」があるというのは過言ではないだろうし、画像や動画だって、既にGoogle先生に引っかかっている。
そうしたサービスとサービスを結ぶ「ブリッヂ」(データリンク層のアレではない。アプリケーション層なのだから、名前を変えておくべきなのだろうが…)って、検索エンジンにしろメッセンジャー(MSN・AIM・ICQの互換機とか)とかにしろあった訳で、やっぱり「大人の事情」を抜きにして見てみたい。
たいていギークがひとしきり好き勝手にやった後から大人の事情がオーバーラップしてきて、最終的には新手の企業が新たな大人の事情で解決させているのだけれど…これって、相当な他力本願だよなぁ。
written by sofuwe
[授業・研究]
[この記事のURL]
[コメントを書く]
[コメント(0)]