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2009年2月26日(木) 00:44

公務員はなぜ潰れないか

[「市職員、年収700万が50%を超える」と市長がブログで公開]

スレの住人や市長の言いたいことは分かる。
だが、

>「年収700万円以上の職員が54パーセント、大企業の部長以上の給料を受け取る人間が過半数にもなる組織が阿久根市民の上に君臨している」
「職責や能力と給料の関係もデタラメとしか言いようがない」

 公務員の給料表が条例で決められていること、年功序列と経験年数、一定の評価によって等級が決められていることを考えると、この発言は法令や条例を軽んじていること甚だしいし、その言葉は任命権もろもろの強い専決権を持っている自分に返ってくるというのが分かっているだろうか。

 団塊の世代の退職時期なのだから平均給与が一番高い時期になっているに決まっている。就職したての公務員の給料の安さは誰もが知っていることだろう。
条例で次第に上がっていくようになっている給料表が決められている以上、適法であるわけだし、それを首長が容易に個人を特定できる(給料表と補職は基本的には公開されているものだが、号給はそうでないので個人の給料は秘匿されている。というか、事務職員がこれやったらクビ飛ぶっつーのに。)形で公開する形で批判するという行為は、情報公開としては過度で、テロ行為と言われてもおかしくはない。(市民に情報を提供し、信を問いたいというのであれば別の方法を検討すべきだったと。)


 民間と比較する、というのも今更な感はある。
 時間外手当が適法に支給されないことがザラの民間と比較したところで、違法なものとの比較が参考にならないことは「理くつ上」明白だろう。法律という理屈を守ることが行動基準な行政な訳ですから、中の人から言わせれば「誹りを受ける謂れはない」「適切に処置をしています」ということになる。

だから公務員はしぶといんだね、はっは。




感覚がおかしい、というのは、公務員も企業もお互い様な気はする。

written by sofuwe [仕事] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)]

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