コピー機は保守契約を鑑みると優秀なプリンターになりえるが、実際のところドライバの調整具合によってはちょっとしたことで無尽蔵にカラープリントがなされてしまい、恐ろしい費用を発生させることがある。
とある所属の事例。
ネットワークプリンタとして使っていたため、コピーカウンター代が「平均13万/月」、年160万程度という状態で数年を経ていたようだ。カラーが自動判定になっており、少しでも色味が入るとカラープリントとカウントされ一枚14円。純粋なコピー代だけだと4万程度だったため、ここまでなっているなら明らかに金食い虫。
コピー代の利用状況から、「どう考えてもLANにのるA3両面カラーレーザーを買っても、今は手頃なので8万もあれば買えるので、毎月新品を買ってもペイできる」と判断。
そこでモノクロレーザー、カラーレーザーを新規導入。また、コピー機本体を買い替えたタイミングでデフォルトをモノクロレーザーに変更、カラープリントはカラーレーザー機に、コピー機はスキャナ代わりにというスタイルに変更。
カウンター代は一枚2円(従前の半分)まで下がったため、結局「3万/月」の+プリンターの消耗品(年50万もいかない)に収まる。初期投資(本体価格各4万+8万+40万)を抜かせば年あたりのランニングコスト80万近くの削減実績であった。
新しいものを買うからと言って、金がかかるだけではない。ただし蛇口のひねりを考えなければ水は出っ放しになる。管理に多少頭をひねる必要があったが、面倒くさがらずに手を入れればコスト削減も意外なところで叶うのである。
コメントを残す